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謝辞|デザイニング展を終えて

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 みなさまいかがお過ごしでしょうか?
 早いものでデザイニング展2014が終了し、ちょうど半年が過ぎました。


 今年の春で10回目の開催となった「デザイニング展2014」は、5/19(月)にメイン会場の撤収が完了し、その後、イベント会場のレポートのアップも無事に完了し、全ての活動を終了することができました。会場に足を運んでくださいましたみなさま、ご出展いただきました51組のみなさま、ご協力ご協賛いただきましたみなさま、ありがとうございました。


 私たちはこれまで「いま、何をデザインしようとしていますか?」と出展者やまちの人たちに問いかけ続けてきました。その一方で、その問いは主催者である自分たち自身にも跳ね返ってき続けた10年であり、デザイニングをやり続けることや日常の仕事に向き合う意味について問い続けた10年でもありました。しっかりとお互いの前提条件を共有できさえすれば、つくり手や使い手、技術者(プロ)や素人(アマチュア)などの区別に関わらず、自分たちの暮らすまちやそこでの暮らし方などについて、みんなで話し合い議論することができるということを、10年という時間の蓄積の中で体感できたことは、私たちにとって貴重な財産となりました。最近では、デザイニングの活動を始めた頃に運営を手伝ってくれていた学生さんたちが、独立して自分でデザインの仕事を始めるようになったり、中には生まれ育った地域に戻りデザイニングと同じような活動を始める人も出てきたり、福岡だけでなく様々な地域で新しい対話が生まれつつあるようで、心から応援していきたい気持ちでいっぱいです。

 末尾になりますが、これまでデザイニング展にご参加いただきましたみなさま、ご支援・ご協力いただきましたみなさま、イベント会場に足を運んで下さったみなさま、2008年以降多大なるご協力と温かいご支援をいただきました株式会社イムズのみなさま、本当にありがとうございました。また10年目締めくくりのデザイニングを見届けるために、福岡・九州だけでなく、北海道、東京、名古屋、京都、大阪、広島など、遠方から駆けつけてくれた友人たち、本当にありがとう。これからもどうぞよろしくお願いいたします。


2014年11月19日
デザイニング展事務局 代表|井手 健一郎