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ARCHIVE - DESIGNING? 2010

#006 | We pass and connect "Cultivators"

耕す人たちを伝える、繋げる




2010年は、デザイニング展以外にも、株式会社パルコが初めて出店する自主編集ショップ「onceAmonth」の企画・インテリアデザインや、イムズとの共催イベント「わたしのばしょ 九州ぐらしvol.007」などの活動を行いました。このデザイニング展以外の活動での体験がとても貴重なものとなり、「まち」よりも「まちを耕そうとしている人たち」をどのようにしたら伝えることができるだろうか?と考えるようになりました。イムズでのしょうぶ学園のライブ、閉店後のパルコ1階でのオープニングパーティ、ヴィオロでの連日ワークショップなどは、その象徴だといえます。

In 2010, we had a interior design project of “once A month” which is a first self-direction shop of PARCO, and “Watashi no Basho” which was a collaborative event with IMS. We started to think how we can present “people who are trying to cultivate town” rather than the town itself. Live show of Shobu Gakuen, Opening party which was held at 1st floor of PARCO after all the shop were closed, A series of workshops at VIORO symbolize the process.

2010年度は、デザイニング展の公式会期がはじまる前の1ヶ月間、株式会社イムズと共催で「わたしのばしょ」という企画展示を行いました。この企画展は、イムズが「九州ぐらし」として展開してきたイベントの第7回目として開催されたものであり、「九州にすでにあるモノや人の紹介を通じて、その場所の良さを伝える」ことを目的とした、20年もの間、常に情報を伝達し続けてきたイムズの主力イベントです。九州各地より「その場所を自分なりの方法で耕そうとしている」5者を紹介させて頂きました。ここでの出会いは、私たち事務局スタッフにとっても、とても貴重な体験となりました。


デザイニング展2011のオープニングイベントとして、「デザインイベントの現在」と題したトークイベントを開催しました。1998年から2001年まで東京で開催されていた「HAPPENING/ハプニング」は、私たちが主催しているようなインディペンデントなデザインイベントの起点とも言えるイベントです。その主催者のひとり佐伯氏(TRICO)や、この10年間でいろいろな立場でデザインイベント関わってきた方々をゲストとして招き、これからのデザインイベントの可能性について議論しました。


昨年福岡市中心部・天神にオープンした「福岡PARCO」にて一夜限りのないとパーティを行いました。福岡PARCOは、福岡市の経済発展の象徴とも言える「旧 岩田屋本館」をリノベートしてオープンした建物です。営業終了後に一度閉店した同施設の1階部分のみを2時間限定で再解放して行われたパーティーでは、デザイニング展出展者によるプレゼンテーションや、宮崎県の日向ひょっとこ踊り、アルゼンチンタンゴなど、さまざなイベントが行われました。これはひとつの新しい街の使い方(遊び方)ではないだろうかと思っています。


ヴィオロの地下2階のオープンスペースでは、ワークショップイベント「Design meets Craft/東のデザインと南のクラフトが出会う場所」を開催しました。会期中会場では、さくさんのデザイナーが実際に会場に訪れ、日替わりで様々なワークショップが行われました。


「わたしのばしょ/九州ぐらし vol.007」で紹介させて頂いた「しょうぶ学園のパーカッショングループ「otto/オット」による、ライブパフォーマンスを行いました。会場では、イラストレーターの黒田征太郎氏によるライブペインティングも行われました。「楽しい」という純粋な感情の集積として立ち上がる音楽に、会場に集まった人たちは魅了されました。近日中に、ライブ映像を配信出来ると思います。


PARTNERS 2010

参加者リスト(50音順)