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ARCHIVE - DESIGNING? 2006

#002 | Connect The Town

街を繋げる




デザイニング開催の反響は、イベント会期終了後の問い合わせの多さに表れました。たくさんの企業・産地から頂いたお問い合わせの中から、地場産業と地元デザイナーを中心としたチームとの新たな商品開発も始まりました。とても小さなムーブメントでも、様々なモノやヒト、場所との媒介となることができると感じられたことが大きな収穫でした。レセプションパーティで行った音と映像のインスタレーションや、街での展示風景などは、TVで特集放映され、また、全世界で発行されている「インターナショナル・ヘラルド・トリビューン誌」で取り上げられるなど、情報を発信する場としての正確も備わってきました。

The reactions of DESIGNINIG appeared in numbers of inquiries after the event. So many companies and factories took contact to us, and we started new product development project with the team of local industries and local designers. Our biggest result is we could feel the movement, even if it was tiny, could be LINK to various things, people and places. The event also started to have a character as a information portal, for instance, a reception party with installations of movies and sounds and exhibitions in the town were broadcasted on TV, and the event was on International Herald Tribune.

2006年のレセプションパーティはクロッシングホールで開催。「音で世界と福岡を繋げる」をテーマに、作曲家・畑中正人とヴィジュアルデザインスタジオ「w0w」による音と映像のインスタレーションを行いました。畑中氏の弾くピアノのある音域に反応して変化する映像制作をヴィジュアルデザインスタジオ「w0w」が担当しました。立体的な音の再現にはYAMAHAの全面協力のもと、同社の指向性スピーカーシステムを応用しました。


福岡市内で違法に駐輪し撤去された自転車は一時的に市の保管所にてストックされます。しかし、3ヶ月を過ぎても所有者が申し出ない場合、その自転車のほとんどが廃棄処分されてしまいます。その廃棄される予定の自転車を30台ほど福岡市から仮受け、デザイニング展期間中だけのレンタサイクルを実施しました。市内には5箇所のステーションを設置し、身分証の提示があれば誰でも無料で福岡のまちを自転車で楽しむことが出来ました。


2005年(1回目)デザイニング展終了後に問い合わせを頂いた「大川家具工業会」とともに商品開発を行いました。プロジェクトは「HACOMONO PRODUCTS」として、工業会加盟企業とデザイナー(福岡を拠点とするデザイナーが中心)が1対となった全14チームが、「新たな大川の家具」の開発を目指しました。プロジェクトが終了した今でも、ここを始まりとした活動やたくさんの商品開発が継続しています。


PARTNERS 2006

参加者リスト(50音順)