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ARCHIVE - DESIGNING? 2008

#004 | Index Of The Town

街の目次




この年からイムズのB2Fがデザイニング展のメイン会場となりました。不特定多数の人が大勢訪れるこの場所だからこそ、新しいモノの見方を提案したいと思い、パンフレットや会場構成のモチーフにダンボールを使用しました。安価な材料でも工夫次第で面白いものに変換できるというメッセージや、メイン会場ができた事により、参加会場の展示のカケラを一堂に集めたデザイニングインデックスというイベントの目次のような機能を担えるようになり、よりイベントを街と繋げる仕組みができるようになりました。また、この会期中の施設来館者数は32万人を超え、この出来事が、「自主メディア」としての可能性を考えるきっかけとなりました。

From this year, DESIGNING set main exhibition place to B2F of IMS. We used card board as a main motif to create booklets and exhibitions, because unspecified and large number of people visit this location, and we eager to introduce new perspective of things. There is a message that even if there are only cheap materials, we can invent and transform them to something fun. Also, main exhibition space had an DESIGNING index which collected pieces of every exhibitions, works as an index of every events. By those elements, we created the system that connects event and the town better. We also started to think about possibilities of DESIGNING as “an independent media”, because over 320,000 people visited the exhibitions.

はじめての不特定大多数の人々が行き交う「イムズプラザ」にメイン会場を設けました。メイン会場は福岡市内にて同時多発的に開催されるイベントのかけらを集めて展示し、イベントのインデックスとして構成しました。


この会場で使用した材料は、蛍光灯や段ボールなど誰もが見慣れたものばかりです。ここで使用された段ボールは、パルプモウルド(紙製の卵パックなどに利用される)の材料としてリサイクルされました。


大阪から出展された稲田博範氏には、新たなブランド「StichandSewステッチ・アンド・ソー」の発表の舞台としてデザイニングを選んで頂き、とても質の高い展示を行いました。


広島を拠点とする建築家・谷尻誠氏の初となる個展「拾う建築のデザイン」をイムズ8階の三菱地所アルティアムにて行いました。「こころの森」と題したインスタレーションの合間に、氏の代表作模型が展示されました。


デザイニング展では初となる、学生による展示が行われました。福岡県内にある建築やデザインの専門学校学生が集まり、「ぬるまゆ」をテーマに、日常に心地よい塩梅のデザインを探る展示が行われました。


福岡を拠点とする電子機器メーカー「ELEKIT/エレキット」と、九州出身デザインチーム「mile/参」との合同で、ボイスレコーダーを制作するワークショップが行われました。


PARTNERS 2008

参加者リスト(50音順)